2013年6月7日金曜日

ガラパゴス化のすすめ

私は以下のような背景で日本の鎖国を推薦しているのですが、誰からもまったく賛成してもらえません。なお最初の段落の外国からの投資は2011年の外国からの対日投資がマイナスだった、すなわち投資が引き上げられていた、という下記記事が背景にあります。

「米国化」が進む日本、いずれ「三つ子の赤字」に陥る

外国から見て日本が投資先として魅力的にするためにどうすればいいか検討するためには、まず外国人や企業の背景や置かれている立場を理解して外国からの目線で考えないといけないけど、9割くらいの日本人はそういう外国人の立場に立って考えてみることが嫌いか、そもそも日本人以外の人間が存在することを認識していないと思います。大阪の橋下市長の発言は日本国内向けとしてはまあいいかも知れないけど、外国からどういう反応を受けるかまったく想定していないように見える。橋下さんの脳内では、日本国外には人間がそもそも存在していないとしか思えない。だけどそれは橋下さんだけが特別ではなくて、日本の外側に日本とはまったく違う背景・前提・世界観・常識で生きている人間がいるってことを実感としてまったく分かっていない日本人が9割くらいを占めていて、そういう9割の世論に沿って日本の進路が決まってくるので、外国から見てどう見えるかという観点とはまったく無関係に日本は今後も進んでいくと予想します。たまたままぐれで日本が外国から見て投資先として魅力的になる可能性はあるけど。

鎖国しちゃうと、オイルが無くて農薬と化学肥料も十分に使えるかどうか謎なのでから1日15時間くらい人力だけで畑を耕したり刈り入れしたり雑草を取ったりウンコから作った堆肥を撒きます。人力がとにかくいるので子供を生んだお母さんも子供をおんぶ紐で背負って産後1週間くらいから畑に出ます。農閑期以外は土日休日まったく無しです。それだけやって天候不作だと餓死者が出る世界を想定しています。気骨の無い人は当然死ぬし、一生のほぼ全てが労働だけで終わるので萌え萌えキュンも無いです。でもそうやれば外国人とかかわり合いにならなくて済むから生き残った日本人はハッピーだと妄想しているんだけど、まったく誰も賛成してくれないんですよねー。藤原正彦先生も、江戸時代の日本人はこの段落のような生活で幸福だったと書いています。

鎖国した場合にはオイルが無いからトラクターとかは使用不能だと思いますが、農薬と化学肥料が使えるのかどうかを今のところ判定できていません。 また、機械と農薬と化学肥料を使えない江戸時代は3000万人くらいの人口しか養えなかったので、そこからはみ出した人は餓死することを想定しています。

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